たけのこ (筍) 料理の店 京都 うお嘉

〒610-1121 京都市西京区大原野上里北ノ町1262
営業時間 : 11時30分~22時00分(入店は20時まで)
定休日 : 月~木曜日の間で不定休

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たけのこ(筍)にまつわる事柄やうお嘉での日々の出来事を徒然なるままに書き留めていきます。

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たけのこ(筍)の旬は?

旬という言葉は食材によく使われる。

 

「旬」とは10日間という意味があり、竹の子は10日で成長することから

この字に竹冠をつけて「筍=たけのこ」と漢字になっているとあります。

これはたけのこ(筍)は旬に食べるものかと思っていた。

 

以前、先代の亭主、嘉三郎さんにたけのこ(筍)の旬はいつ頃ですか?

と、聞いた事がある。先代はいつもの人なっこい笑顔でこうこたえた。

 

「そうやなぁ。そこの桜の花が満開になって、散る頃からつつじの花が

見ごろになるころやなぁ。」

 

また、先代はこうもいった。

 

「そやけど、一番はいいのは たけのこ(旬)にきくのがいいんや。」

と、手にしていた白子のたけのこ(筍)を私の顔にちかづけた。

 

たけのこ(筍)収穫の盛りになると 掘りたてのたけのこ(筍)からは

独特の香りがする。なんともいえないフルーティな甘い香りだ。

 

 

先代が言っていた目印となる玄関先のソメイヨシノの桜木は数年前、

道路の拡張で切られ、今はない。

 

でも、私には今でも満開の桜をみると、たけのこのあの甘い香りを

思い出さずにいられない。あれこそ たけのこの旬の香りだと

先代の声まで聞えてきそうだ。

 

今年も 桜の見ごろの季節になった。

 

 

莞鳴

 

待望の雨

お花見を楽しみしている方には雨降りはごめんだが、たけのこを

出荷する農家には恵みの雨が昨日から降った。

 

ここしばらく雨がなく、地面が乾燥していてどこの農家も雨を

心待ちしていた。農家だけでなく、竹や竹の子もこの雨を

喜んでいることでしょう。

 

竹やたけのこは根っこで土から水分や栄養分を吸収しています。

水気がないと元気がでず、笹が青々としません。ましてや

春のこの時期は竹の子に水分や栄養をとられた親竹の笹は

黄色くなります。

 

母親が子供にミルクをあげるために栄養をとるがごとく、

この雨の恵みを親竹は吸収していることでしょう。

 

いよいよ、たけのこの季節が到来です。

 

京都の西山でも枝垂れ桜が見ごろになり、いよいよ春らしき気候になりました。

 

これからソメイヨシノの桜が咲いていきます。京都の市街地ではすでに

8分咲き、昼間は上着をぬいで散策される観光の方の姿もみられます。

 

いよいよ春本番、たけのこ(筍)も本格的に登場します。すでに

親竹(オヤダケ)の選定もされる竹林農家も見られます。

 

 

<親竹(おやだけ)>

 

竹の子は地下茎でつながり、親竹が根をはり、春に竹の子をだします。

じゃがいもなどと同じで、親株、種株が必要になります。春の竹の子は

すべて収穫するのでなく、将来、竹の子を出す親竹として数本残していきます。

 

また、8年以上の竹は切られ、新しい竹と交代していきます。新旧の

タイミングの良い入れ替わりがあるからこそ、良い竹の子が育つのだそうです。

 

人間の社会でもそうありたいものですね。

 

莞鳴

 

たけのこ(筍)がではじめるのはいつ頃?

 

ちんちょうげの咲くころ春のたけのこ(筍)は出始めるんや。

 

先代の亭主は私に庭先を指差して教えてくれた。
幼い私には、「ちんちょうげ」という言葉の響きがただ面白く、
「ちんちょうげ 。ちんちょうげ。」と走リまわっていた。

 

 

亭主はひとなつこい顔で私に微笑み、奥のかまどの方に去っていった。

 

亭主がもどってくると、その手に竹の子がその皮をとられ、白い肌をみせていた。

まだ湯がきたてらしく、白い湯気を出していたのが印象的だった。

 

大人になって「ちんちょうげ」は花であり、本当は「ジンチョウゲ」と呼ばれ、

漢字で書くと「沈丁花」となることを知った。だが今も、私はその花を

「ちんちょうげ」と呼んでいる。

 

先代の亭主はすでに亡くなってしましったが、ちんちょうげの花は

今でも私に春の訪れを香りとともに教えてくれる。

 

今年もちんちょうげが咲く頃、たけのこ(筍)がでてきた。

 

莞鳴

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〒610-1121
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